廃タイヤ
「古タイヤって、どこで引き取ってくれるの?」というご相談が春の時期とこの寒くなる時期によくお問い合わせいただきます。

古タイヤは引き取り不可となっている自治体も少なくありません。そういったときに、どのように処分するかいくつか方法があります。

ポイントは、どこで処分するか、どのくらいの予算が必要か、廃棄する以外にどんな処分方法があるかをご説明します。

古タイヤの処分方法は?

古タイヤを処分する方法はいくつかあります。

廃棄物として有料で引き取ってもらう、オークションで販売する、中古ショップで買い取ってもらうなどです。

リサイクルで買取するとなると、それなりに年式も新しく、しっかり溝が残っているものに限られてきますので必ず売れるというものではありませんが、タイヤの溝がしっかりと残っているのなら買取希望で探すのがベストです。

廃棄処分する

一般的に、使い終わったタイヤ、年数が古く使用できないタイヤ、パンクや損傷して使用できなくなったタイヤであれば、廃棄処分することになります。古いタイヤは日本の法律上「産業廃棄物広域再生利用指定制度」により適切に処分しなくてはいけません。不法投棄は環境汚染や地域景観に影響を与える大きな問題です。適切に処分するようにしましょう。

古タイヤを引き取ってくれる所は以下のような所があります。

・タイヤ販売店
・カーディーラー
・中古自動車販売店
・ガソリンスタンド
・カー用品ショップ
・不用品回収業者・産業廃棄物業者
・リサイクルセンター など

タイヤを販売している所は、新品タイヤの交換時に廃タイヤが出ますので、同時に処理してくれるところが多いです。

産廃業者や不用品回収業リサイクルセンターなどでも引き取りしてくれるところがあります。

処分料は?

廃棄物としてタイヤを処分してもらう場合の相場は、1本あたり250円~500円(税別)というところが多いです。
よくある事例は、お店でタイヤを購入して出た廃タイヤであれば無料処分、別のところで購入したタイヤの持込み交換や廃タイヤのみの持込みなどは有料など、お店によってもサービス内容が違います、お店で確認してみてください。

ホイールが付いている場合は?

処分したいタイヤにホイールが付いている場合ですが、これにはタイヤの脱着料金がかかることが普通です。ホイールからタイヤを外す作業料金です。

この工賃も1本当たり500円程度かかるのが相場です。

さらに別のタイヤを付ける(着る)とさらに500円、つまり脱着作業をすると1000円(1本)というような料金体系になっていることが多いです。
廃棄したいタイヤにホイールが付いている場合は、工賃と処分料で、750円~1000円くらいみておいた方が良いでしょう。

また、付いているホイールがアルミホイールであれば、多少(数百円程度です)お店側もあとでリサイクルすることで利益になる場合がありますので、良心的なお店であればその分を差っ引いて計算してくれる可能性はあります。

しかし鉄のホイールではあまり期待できません。よくてホイールの分の処分料は無料で、といったところが一般的です。
不用品回収に出すと高い

「不用品引き取ります」とトラックで収集している業者を見かけますが、相場は1本500円~2000円程度とやや幅があるようです。

しかし上記のようにホイールを外す工賃などを考えると、お店に持ち込む手間、お店での脱着料金を考えると、出すものによっては一概に高いとは言えません。

持ち込むお店が遠方にしか無い場合や、量が多いとき、お急ぎで処分したいときは、相談してみるのもベストな選択と言えます。

廃棄処分以外の方法は?

使い切ったタイヤではなく、車を乗り換えたので不要になったタイヤなど、比較的使用歴の少ないものであれば、リサイクルショップなどで買い取ってもらえる場合があります。

ただし、「1本数十万円するようなブランド品のホイールがきれいな状態で付いている」というような場合を除いては、過度に買取価格を期待するのは禁物です。

タイヤにホイールが有る無しに関わらず、取り付けられる車種は限られますし、需要の有るサイズかどうかも考慮されます。

買取はできないけど、無料で引き取るという場合もあります。

無料であれば、工賃や廃棄料は浮いたものとして考えることもできますので、売れればラッキーというぐらいの気持ちで持って行っても良いかもしれません。

リサイクルで好条件になる状態は、タイヤの山が7分山以上ある、製造から3年未満パンク歴無し、というような状態のものであればそれなりの評価対象になります。

中古タイヤ
まとめ

タイヤの保管は場所も取りますし、「もう使わない!」と判断したものは早めに処分することでお金に換わる、もしくはお金をかけずに処分できる可能性があります。

物置に眠ったままのタイヤの処分でお困りの際は、いずれかの方法で快適な空間を確保しましょう。